高卒“フルゆとり”の日常

昭和と平成の間に挟まれている気分です

私は【HSP】だと認めた日

気分がよく落ち込むようになった原因は、いくつかあると思う。

記憶にある限り、私は12月の頭からつい最近まで約半年間、毎日毎日起きた直後から寝る寸前まで、悩みと不安が次々に脳内で再生されて、それに対して自分の考えを出す、みたいな感じで、脳が常に全稼動していた。正直、これに疲れて私は近々死ぬんだろうと察したくらい。

 

次々に再生される脳内の一部は、結婚を焦るけれど恋人との具体的な将来が見えないこと。コロナで会社の業績が落ちて自分の予定より給料が上がらなかったこと。やっと見つけた趣味であるギターが、全然上達しないこと。自分のことを嫌いにしかなれないこと。誰の“特別”にもなれないこと。全部、自分の思考だけでネガティブになっていったような悩み。

 

落ち込んだ夜中、「うつ病なのかな?」と思ってスマホで検索したチェックシート。予想通り、いくつも症状が当てはまって、途中から、なぜか涙で画面が見えなくなって、【対処法】の項目に辿り着く前に泣き疲れて眠りについた。

 

それから、いろんな人に考えてることを話した。昔から否定が多かった母にも話した。皆、優しかった。こんなに数ヶ月も泣き続けて悩み続けていたら、この優しい人たちも愛想を尽かして離れてしまうと思った。

 

ストレスケアに良いとされる「自分の好きなことをする」「アロマを嗅ぐ」「夜は早く寝る」とか、全部やってみた。少しだけネガティブのループが脳を支配する時間は減ったけれど、主人公が難関を突破した時によくある【あ、これか!】感は無かった。だけど、前よりは、自分の感情を客観的に見られるようになったし、今まで正しいと思ってきたことに対して、「それどおりじゃなくて良い」と自分に言えるようになってきた。もう少し。

 

無理やり作った、週に3回くらいの「好きなものを見ながら飲み物を飲んで深呼吸する時間」。そこで私は【料理動画が好きで心がとても落ち着く】ことに気付いた。中でも『1人前食堂』というチャンネルは驚くほど心が落ち着いた。(驚くほど落ち着く、とは)。

 

そして、今日、さっき。なぜかその関連動画で出てきた『ココヨワチャンネル』という【HSPHighly Sensitive Person)】について語られた動画。これが、私にすごくすごく効いた。私はHSPのようです。このチャンネルの動画を3つほど視聴したところですが、全部、当てはまるし、気付けば一人で頷きながら見ていた。【あ、これか!】感こそ無かったけど、私のこのループって全部、私が起こしていて、誰かのせいではないもので、誰でもない私が解決できるものなんだと、安心した。

 

思わずスクリーンショットをしたのが『まわりは意見をいいますが…苦しいのも悩むのもあなた。あなたの人生なんですよね。』という字幕。なんか書いていてちょっと恥ずかしかったけど、本当にそのとおりだな。何かを感じるのも経験するのも、生きているのも、自分だけ。他人の意見の受け取り方、取り入れ方は全部私の自由なんだ…と目から鱗だった。ほとんどの人はこの感覚を持っているんだろうな。25歳にして、こんなことに気付くって…。

 

今はふんわり浮いた気分でブログを書いている。

どうせまた私のことだからすぐに傷付いたり悩んだりする。だけど、また、楽な気分に持っていけるような練習だ。改善するための練習問題が日常に転がってるなんて、良い人生だな。

【初投稿】フルゆとりの25歳です。

ブログを書くのは中学時代のア○ーバブログぶりです。

はじめまして。フルでゆとり教育を受けた25歳の女です。(“フルゆとり世代”とは1995年4月~1996年3月生まれの学年で、小中12年間をすべてゆとり教育で過ごした人のことだそうです。)

 

高卒で就職し、いわゆる「昭和世代」の教育を受けました。「先輩より先に立つ」「誰よりも早く出社して掃除をする」等が「正しいこと」として生きてきました。

 

それなのに、最近は「昭和世代」の上司が「ゆとり世代」向け指導法のセミナーを受けたり、「マイペースなのも個性だ」と言われたり、今まで疑問を持たずに素直に正しいと続けていることが、正しくなくなってきました。むしろ、わざとらしいとか、必死だとか、マイナス評価になることも。

 

今年で社会人8年目になります。転職もしましたがコロナの影響でボーナス減+2年連続昇給なし。貯金も思うように出来ず、周りは妊娠・結婚。同世代の大学院卒は比べ物にならないくらいの給料を貰っていて、自分が卑屈になっていることに気がつきました。

 

どんな考えもどんな人生も間違いではない。

性別も学歴も生まれや育ちも、すべて個性であり守られるべき。

・・・すごくよく分かります。でも、自分が正解なのか間違いなのかハッキリしないと生きづらい私にとって、とても、難しい時代になっているように感じます。

 

このブログに日常を綴って見返して、冷静になれる場所になったら良いなと思います。